RFアンプの測定などに必要だったので高周波用のステップアッテネーターを作成しました.
アッテネーターは回路自体は簡単ですが,使いやすい減衰値の組み合わせを考え,入手しやすい抵抗値で誤差を抑えながら少ない種類の抵抗で実現できるように工夫する必要があります. 2進数を各ステップに割り当てるとカバーできる減衰値に無駄が出ませんが使いにくくなってしまいます. 今回はケースのサイズから5ステップが限界だったので,dB的にきりのよい数字を組み合わせた(1+3+6+10+20)dBという最大40dBの構成にしました. 6Pトグルスイッチとチップ抵抗を使ったπ型アッテネーターとしましたが,直列接続の抵抗には耐圧1Wの6331(2512)を,並列接続の抵抗には耐圧1/8Wの2012(0805)を使いました. BNCジャックにつないでアルミケースに入れています.