CPUの負荷や温度等をはじめとしたPCの状態を外付けのLCDに表示するためのLCD4Linuxというソフトがあります.
このLinux4LCDで利用可能なUSB接続のLCDディスプレイであるlcd2usbを作成しました.
lcd2usbはUSB用の特別なコントローラーを使わずに,AVRのソフトウェアのみで直接USBの処理を行ないます.
Linuxだけではなく,Windows上でこのディスプレイを使うLCD Smartieというソフトも公開されています.
回路図(PDF)
配線図
回路やファームウェアは,基本的にオリジナルのlcd2usbと同じですが,若干異なる部分があります:
上記以外の点として,AVRにATmega8ではなくATmega48を使っています.
使用したLCDは日本橋のデジットで安く売っていたSSC2Q16URG-01というモジュールですが,HD44780互換のものであればどれでも動くと思います.
基板(表)
基板(裏)
Linuxで動作中
Debian (etch)にLCD4Linuxを入れて動かしました.
CPU負荷,空きメモリ量,ディスクI/O,ネットワークI/Oを表示させています.
設定ファイル(lcd4linux.conf)はこのようにしました.
Windowsで動作中
WindowsにLCD Smartieを入れて動かしました.
CPU負荷,ネットワークの下り/上り転送速度,CPU温度,マザーボード温度,CPUファンの回転数を表示させています.
温度やファンの回転数を利用するために,SpeedFanというソフトも導入しました.
遊びで作ってみたものですが使ってみると結構おもしろいので,ちゃんとしたケースに入れて常用したいと思います.
ケースに入れた状態
後日ケースに入れました.100円ショップ(ダイソー)で売っていた500円玉ケースを使いました.
小さいので,ディスプレイの上に両面テープで貼り付けて使用しています.