Windowsのアプリケーション(Winamp)を,テレビ用など一般的に出回っている赤外線リモコンを使って操作したかったので,USBで接続する赤外線リモコン受信機を作りました.
Windowsマシンをリモコンで操作したい場合,いくつかの選択肢があると思います:
今回はできるだけ簡単に作りたかったので,3のIgorPlug-USBを作成しました.
回路図と配線図は上図のとおりです.
オリジナルのIgorPlug-USBの回路と同じです.
赤外線受信モジュールは手元にあったものを使いました.
またオリジナルの回路は簡略化されているので,クロック用の水晶にコンデンサを付けたり,USBの信号にツェナーダイオードをつけています.
完成した基板とケースに組み込んだ状態の写真は次のとおりです:
完成した基板(表)
完成した基板(裏)
ケースに入れた状態
ファームウェアはオリジナルのものをそのまま使っています.自分でファームを書かなくていいのはやはり楽チンです.
PC側のドライバに関して一つ注意する点として,オリジナルのドライバは64bitのWindowsでは動作しないという問題があります.
こちらのページで64bit用のドライバが公開されているので,USBデバイスを認識させた時にこちらのドライバをインストールして,さらにEZMCUSB.dllとEZMCPlug.dllというファイルを,それぞれIgorUSB.dllとIgorPlug.dllという名前に変えて,C:\WINDOWSなどに置けば動かすことができます.