これまでにPCの状態をキャラクタ液晶に表示するLCD2USBをいくつか作りましたが(1, 2),最近24時間稼動させている自宅サーバをリプレースしたので,Aitendoで売られている極小キャラクタ液晶(FMA16213-02)を使って新しいものを作りました.また制御用のソフトも更新しました.
今回は,オリジナルと同じ回路で作りました.ATmega8を使用し,ユニバーサル基板に実装しています.
LCDのバックライトを5Vで使うために,Aitendoの商品紹介ページに書かれている改造を施してあります.
ケースに関しては,ぴったり入るものが見つからず,せっかく小型のLCDを使用しているのに大きなケースを利用したくはなかったのでアクリル板で自作しました.
1.7mmのアクリル板で正面と背面のパネルを作り,4mmのアクリル角材を4つ重ねて側面を作っています.アクリル用接着剤で接着しています.
完成品のサイズは幅x高さx奥行が56x29x20mm程度となり,正面から見たサイズは小さいですが奥行きが結構長くなってしまいました.
LCD2USBを制御するソフトウェアは,WindowsやLinux用にLCD SmartieやLCDProcやLCD4Linuxなどがありますが,今回はLinux上でdaemonとして動かしてPCの状態を表示させるためのシンプルなソフトを使いました.
昔作ったものを少し改変したもので,CPUの使用率(/proc/loadavgから取得),空きメモリ量(/proc/meminfoから取得),CPUの温度(/sys/devices/platform/coretemp.?/temp?_inputから取得),HDDの温度(hddtempをdaemonモードで動作させて取得)を表示します(3秒毎に更新).
HDDの温度を取得するのにhddtempを使用するので,あらかじめインストールしてdaemonモードで起動しておく必要があります.